髪の毛とは

育毛するなら髪の毛について知ろう

育毛をするならまず髪の毛についての基礎知識を身につけた方がいいでしょう。
髪の毛の役割って何なのか?
髪の毛ってどうやってできるの?
髪の毛のサイクルって?
など髪の毛についての基礎知識を解説しています。

髪の毛の役目

髪の毛があるとないとでは、大きく違うんだな?と感じたことがあります。
海に友人と一緒に行ったとき、髪の毛の薄い友人が日焼けをしすぎて、頭に水ぶくれができてしまったのです。
髪の毛のある私たちは、頭を炎天下にさらしていたにもかかわらず、そういった状態にはならない。そう、髪の毛というのは、太陽の光からもしっかり頭を守ってくれているのです。
太陽の光から守るということは、つまり、暑さや寒さからも守ってくれているということになります。
また脳が入っている大切な部分、頭部を、衝撃などから守るという役割も持っているのです。
髪の毛のはえている根元部分は、非常に神経が働くようになっていて、弱い刺激でも敏感に察知することができるのです。
よく、人に頭を触れられる直前に気がつく・・・なんてことがありますよね。
頭部というのは、非常に大切な部分ですから、刺激に敏感になるように作られているのですね。
さらに、人体に有害であるといわれてる有機水銀やカドミウム、砒素などは、なんと、毛乳頭から毛幹に吸収されて、髪の毛と一緒に排出されるというのです。
すごいですよね。
まさしく、髪の毛は頭をしっかり守っているわけです。

髪の毛の構成

頭をしっかり守ってくれている髪の毛。
この髪の毛というのは、どのような構成になっているのでしょうか。
髪の毛の頭部から下の部分、ここを毛根といいます。
この毛根の一番深い部分には、毛球という部分があります。
この毛球は、毛母細胞と毛乳頭からできています。
毛乳頭という部分は、毛細血管から栄養を吸収し、毛母細胞へおくり、毛母細胞は栄養素をもらって、分裂しながら頭皮へ向かっていきます。
ケラチンという毛母細胞は頭皮から押し上げられ表面に出ていきます。
実はこのとき、すでに髪の毛の古い細胞は死んでいるのです。
その死んでいる細胞が、私たちが目にする髪の毛なのです。
毛母細胞はケラチンというたんぱく質を蓄えています。
肌の角質層にある細胞の主成分も、実はケラチンなのです。
顔の皮膚とつながっている頭皮ですものね。
確かに、同じ成分じゃなければ、生え際近くまで化粧水をつけたとき、合わないとか髪が傷んだとかでてきますよね。
そうか、それがないってことは、やっぱり、髪の毛と皮膚というのは、つながっていて成分的にも同じものなんだなと、妙に納得してしまいました。

髪の毛のサイクル

髪の毛が成長して、抜け落ちていくまでのサイクルを、ヘアサイクル、毛周期といいます。
成長期から退行期、休止期という段階を4年から7年で繰り返しているのです。
4年から7年というサイクルは、その方の髪の毛の質などにもよります。
成長期は毛母細胞が細胞分裂を行っている時期です。
活発に成長しています。
この間が約4年?7年。
退行期は、成長期が終わり成長する速度が遅くなっていく時期です。
この期間は約2週間から3週間だそう。
この退行期に、髪の毛が抜けるのです。
退行期が終わると、休止期になります。
サイクルがいったん休止する時です。
約2か月から3か月、休止します。
このヘアサイクルが繰り返され、新生、脱毛を繰り返しているのですね。
自然脱毛は通常の方で50本?100本ということです。
また日本人の頭髪は、約10万本。すごい数ですよね。
結構髪の毛が抜けるな・・・というのが、1か所に固まっている場合などは、なにか異常がある、ということなので、調べてみることが必要になるようですよ。
自分の髪の毛の長さに比べて、抜け毛が短いという場合も、なにか異常があって、早く抜けてしまった、ということのようです。