育毛剤 選び方

育毛剤の種類と選び方のポイント

育毛剤は大きく分けると、男性ホルモン抑制タイプ、血行促進タイプ、栄養補給タイプ、皮脂抑制タイプに分けることができます。それぞれ効果が違いますので、自分の髪のトラブルの原因にきちんとアプローチできる育毛剤を使用するようにしましょう。

男性ホルモン抑制タイプは、抜け毛の原因となる男性ホルモンを抑制する育毛剤。男性ホルモンは思春期以降には胸毛やヒゲの発毛を促しますが、頭髪には逆に脱毛を促します。この男性ホルモンを抑制して育毛を促進するのが、このタイプの育毛剤です。抜け毛の多い方はこのタイプを試してみてください。

血行促進タイプは、薄毛の要因となる血行障害を改善する育毛剤です。髪の毛は人間の体の中で最も細胞分裂の活発な場所で、毛は1日に約0.3mmから0.4mmずつ伸びつづけています。それだけ絶えず細胞分裂が行われていますから、大量の栄養分が必要とされています。髪を作る栄養は血液によって運ばれますから、血流量が不足すると薄毛の要因になるのです。

栄養補給タイプは、髪に不足している栄養素を補給する育毛剤です。健康な髪の毛を維持するために不足しがちと言われている髪の栄養素には、ビタミン・ミネラルをはじめ、イオウ、亜鉛など、さまざまな成分があります。栄養補給タイプはこれらの栄養素を補給します。自分の髪は細いのでは、と気になっている方は、このタイプを試してみるといいでしょう。

皮脂抑制タイプは、とくにギトギト髪の皮脂が多い方に向いた育毛剤です。皮脂は頭の表面や毛髪の乾燥を防ぐ役目も果たしていますが、多すぎると細菌が繁殖し、抜け毛や炎症など、さまざまな頭のトラブルの原因となります。このタイプの育毛剤は、頭皮が乾燥している方が使用するとかえって悪化することがあるので注意しましょう。

育毛剤を使用する場合、同じ効果を持つ育毛剤を複数使わず、異なる効果を持つ育毛剤、あるいは育毛剤と育毛シャンプー、育毛サプリメントなど、異なる育毛製品を併用すると、相乗効果が期待できます。
また、育毛剤は最低半年は同じ育毛剤をつづけて様子を見るようにしましょう。